2014年7月18日  
 

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世界最大の電波望遠鏡、反射面支えるケーブルネットの建設を開始

人民網日本語版 2014年07月18日13:20

中国科学院が発表した情報によると、貴州省黔南布依(プイ)族苗(ミャオ)族自治州平塘県の窪地に設置される、直径500メートルの球面電波望遠鏡(FAST)の反射面を支えるためのケーブルネット構造の建設・取り付けが実施段階に入った。人民日報が伝えた。

FASTプロジェクト弁公室の職員によると、ケーブルネット構造の建設と取り付けはFASTの主な技術的課題の一つで、特大スケールのケーブルネットの取り付け方法、超耐久性ケーブルネット構造の研究、超高精度ケーブル構造建設技術といった問題がある。同職員は、「同プロジェクトが正式に実施段階に入ったということは、この3つの主な技術問題が解消されたことを意味する」と語った。

FASTは電波望遠鏡の直径100メートルの極限を打破し、大型球面電波望遠鏡の新モデルを樹立した。竣工後、FASTは世界最大の直径を持つ望遠鏡になる。FASTケーブルネット構造の直径は500メートルに達し、6670本のメインメーブル、2225カ所の結合点を持つ。全体の重量は約1300トン。面積の制限により、ケーブル構造は空中で形成する必要がある。ケーブルネットの取り付けは、約6カ月の時間を必要とする。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年7月18日

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