国務院の李克強総理は現地時間の16日、イタリア・ミラノで韓国の朴槿恵大統領と会談した。
李総理は、「貿易の自由化と投資の利便化を推進することは、世界の経済復興の遅れに対する良薬だといえる。中韓の経済協力は双方にプラスになるだけでなく、東アジアの発展と繁栄にもプラスになる。中国は韓国とともに努力して、全面的でハイレベルで利益のバランスが取れた中韓FTAを早期に構築し、金融、新エネルギー、ハイテク技術などの分野での協力を強化し、両国の経済貿易協力がより高い水準に達するよう推進していきたい」と述べた。
朴大統領は、「李克強総理はついさきほどアジア欧州会合第10回首脳会合(ASEM10)でよいスピーチをなさり、アジア・欧州の協力を力強く促進することになった。中国は西アフリカ諸国のエボラ出血熱対策への支援で重要な貢献をしている。中国経済の持続的で急速な発展は地域の繁栄と世界の繁栄にとってプラスになる。韓国は中国とともに経済貿易や金融などの分野での協力を一層拡大し、年内に韓中FTAの交渉が終了することを期待し、全面的でハイレベルな自由貿易協定の締結を目指し、2015年に両国の貿易額3千億ドル(約5兆2366億円)との目標を達成できるよう努力し、両国の国際競争力を引き上げ、経済の持続可能な発展を促進していきたい」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年10月19日