一汽トヨタはこのほど、2014年の販売台数目標を年初の66万台から62万台に下方修正したことを明らかにした。同社は4年連続で年初に設定した目標値を達成できないことになる。「新京報」が伝えた。
今年初め、同社は販売台数目標を前年の実績を18%上回る66万台と設定した。昨年は製品のバージョンアップ・リニューアルの時期を相次いで迎えたため、新しい「ヴィッツ」や「RAV4」、 マイナーチェンジした「レイズ」や「プラド」などが次々に市場に登場し、最終的に販売台数は前年を12%上回った。そこで今年は販売台数目標を前年の実績を18%上回る66万台と設定した。
だが市場の実際の状況は同社が期待したほどではなかった。データによると、今年1-8月の累計販売台数は35万台。下方修正後の目標を達成するには、残り4カ月間は月平均6万7千台以上を売り上げる必要がある。
同社の11年の販売台数目標は55万台だったが、同年3月に発生した東日本大震災のため、最終的な販売台数は53万8千台にとどまった。12年は目標60万台、実績49万5500台。13年は目標58万台、実績56万台だった。
同社関連部門の責任者によると、販売台数目標の修正は市場の情況に基づいて行う通常の戦略調整であり、目標達成のためにディーラーに過剰在庫を強いることはないという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年9月22日