タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は1日、今年の世界大学ランキングを発表した。世界一は4年連続で米カリフォルニア工科大。中国大陸部からは北京大学と清華大学が50位以内に入った。新華網が伝えた。
上位12校はいずれも米英の大学で、上位3校は順にカリフォルニア工科大、ハーバード大、オックスフォード大だった。米国の大学が引き続き優勢を維持し、上位10校中7校、上位20校中15校を占めた。だが上位200校入りしたのは昨年の77校から74校に減った。
アジア地域からは昨年より4校多い24校が上位200校入りした。このうち東京大学が23位、シンガポール国立大学が25位だった。中国大陸部からは昨年より1校多い3校が上位200校入りした。北京大学は45位から48位にランクを落とし、清華大学は50位から49位へとランクを1つ上げた。復旦大学は193位だった。
中国の香港からは昨年より1校多い4校が上位200校入りした。このうち香港大学は43位を維持、香港科技大学は57位から51位意に上昇した。香港中文大学は129位、香港城市大学は192位だった。
THEの担当者によると、東アジア地域のトップ大学はランキングで引き続き力強い上昇の勢いを呈している。欧米の多くの大学は資金不足のために優勢を失い、英国、カナダ、米国などは世界の知識経済において明らかな後退の危険に直面。60%の米国の大学が今年ランクを落とした。中国は引き続き驚くべき進展を遂げている。「中国政府が世界一流の大学を建設するために揺るぎない、敬服すべき努力を払っており、そしてこうした努力の効果が他の大学にも波及していることを示す、さらに多くの証拠をわれわれは目にしている」。
中国大陸部からは他に、中国科学技術大学、南京大学、上海交通大学、中国人民大学、中山大学、浙江大学、武漢理工大学、武漢大学が上位400校入りした。
THE世界大学ランキングは教育、科学研究、知識伝達、国際的視野の4方面・13指標から大学の総合的実力を判定しており、最も影響力ある世界大学ランキングの1つとされている。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年10月3日