甘粛省蘭州市と新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉市を結ぶ蘭新高速鉄道は17日、青海省区間で鉄道車両の速度上昇テストが行われた。信号システムの結合テストと運転テストの段階へと順調に進み、年内の全線開通に向けて準備が進められている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
蘭新高速鉄道は総延長1776キロメートル、甘粛省、青海省、新疆維吾爾自治区を通る現代の「鉄のシルクロード」と呼ばれ、年内に全線が開通する見込だ。開通すれば、西部地域に新しい高速の鉄道輸送ルートが開通することになり、朝に蘭州を出発して夕方に烏魯木斉に到着することが可能になり、青蔵高原は高速鉄道がなかった時代に別れを告げることになる。またユーラシア大陸の鉄道ルートの輸送能力を大幅に向上させ、甘粛、青海、新疆の3省区の経済発展促進において重要な役割を果たすことになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年10月19日