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東京国際映画祭、最優秀女優賞に宮沢りえ 不倫女性演じる

人民網日本語版 2014年11月03日16:16

着物で授賞式に参加した宮沢りえ

第27回東京国際映画祭の授賞式が10月31日、メイン会場となった東京・TOHO シネマズ六本木ヒルズで行われ、米仏合作映画「神様なんかくそくらえ(Heaven Knows What)」(ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ兄弟監督)がコンペティション部門の最高賞「東京グランプリ」と最優秀監督賞を受賞した。最優秀女優賞は、日本作品「紙の月」に主演した女優・宮沢りえ(41)が選ばれた。新設された「SAMURAI賞」は、北野武監督とティム・バートン監督が受賞した。コンペティション部門にノミネートされた唯一の中国映画「遥かなる家(原題:家在水草豊茂的地方)」(李睿珺監督)と、「アジアの未来」部門にノミネートされていた「北北東(原題:東北偏北)」(張秉堅監督)は、受賞を逃した。 金羊網が報じた。

宮沢りえの大胆濡れ場が評価

授賞式で登壇した北野監督は、「第1回東京国際映画祭に出た気がするが、あまりにも情けない映画祭だった。最近はグリーンカーペットで人をバッタ扱いしてたが、今年からようやく赤に戻った」と毒舌交じりの挨拶。さらに、同賞について「何の賞金もつかないしイヤだと言ったら、ティムを連れて来るというから、そんなら恥ずかしくないかな」と語り、会場を盛り上げた。

一方、着物姿で壇上した宮沢りえは壇上で「(トロフィーを)半分に出来るなら監督に演出賞をあげたい」と感謝の思いを緊張気味に語った。「紙の月」で、宮沢りえ演じる虚栄心に燃える銀行員・梨花は、年下の大学生との不倫に溺れたのをきっかけに、横領を重ね、窮地に陥る。梨花のクールな一面と情熱に満ちた一面を自然に演じる宮沢りえは、大胆な濡れ場も披露しており、日本版「ボヴァリー夫人」(仏小説)とも言われている。


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