日本では現在、高齢化が進み、コンビニも高齢者をターゲットにした戦略へと転換している。高齢者が現在、日本の「主役」になろうとしている。新華社が報じた。
世界の主要国においてトップの高齢化率となっている日本は、1970年代から、少しずつ高齢化社会に突入していった。2013年の時点で、65歳以上の高齢者が約3190万人と、総人口の25.1%を占めるようになった。そして、50年後の2060年には39.9%、すなわち2.5人に1人が65歳以上となることが見込まれている。
「孤独死」が社会問題に
良好に見える日本の社会の影で現在、高齢者の「孤独死」が問題となっている。「血縁者との関係が希薄」、「雇用状態の悪化」、「地域のつながりが希薄」などの問題が、各家庭の孤立化に拍車をかけている。特に、近年は家族との関係も希薄になり、世話などをして高齢の親に関心を示す子供が減少している。
昔と比べると、今の日本の高齢者は活力に満ち、思想も開放的で、社会活動に積極的に参加している。2014年版「高齢社会白書」の統計データによると、半数以上の高齢者が伴侶を渇望している。今では、老人ホームや介護施設なども、高齢者の心理的ケアや社会交流などに重きを置いている。
日本では毎年9月に「敬老の日」があり、高齢者にプレゼントを贈る習慣があるが、高齢者にとっては、日常生活において、いかに社会とのつながりを強化したり、新しいつながりを見付けたりするかのほうが大切になっている。