王部長補佐によると、「中国はグローバルバリューチェーンやグローバル供給チェーンの促進をめぐり、各方面がAPECの今年制定する「APECグローバルバリューチェーンの発展促進をめぐる協力戦略青図」や「APEC貿易付加価値計算の戦略的枠組」といった綱領的文書に基づいて、グローバルバリューチェーンの政策や貿易の計算の分野での協力を全面的・系統的に推進し、APECが利益の共有や協力・ウィンウィンに向けたグローバルバリューチェーンの発展協力における世界の模範例になることを願っている。またこの地域の供給チェーンの連携の障害となっている要因を取り除く、供給チェーンの能力構築、模範となる電子通関、グリーン供給チェーン、税関協力、海外通販などの分野での実務的な協力を加速推進する、良好な地域レベルのビジネス環境作りを積極的に行う、などの取り組みを継続的に進めていく考えだ」という。
また王部長補佐によると、「中国は経済技術協力をめぐり、APECがAPEC自身の議事日程と各方面の実際のニーズを結びつけて、『APECの貿易投資の発展促進をめぐる能力建設の戦略的計画』を認可し着実に実施することを願う」という。
多国間の貿易体制の支援については、「中国はAPECが引き続き多国間貿易体制の着実な支援に向けて積極的なシグナルを出し、各方面に対し世界貿易機関(WTO)の『バリ・パッケージ』を全面的にバランスよく推進実施し、『ポストバリ交渉』をめぐる話し合いを早急に行い、ドーハラウンド交渉の妥結を推進するよう呼びかける」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年11月5日