ヤフーが実施したオンライン調査では、高倉さん主演の映画のうち最も人気だったのは「幸福の黄色いハンカチ」で、支持率32.2%だった。一方、張芸謀(チャン・イーモウ)監督が旗を振った日中合作映画「単騎、千里を走る(中国語題:千里走単騎)」は、わずか0.6%。中国で最も知られている「君よ憤怒の河を渉れ」に至っては、名前さえ上がっていない。
「幸福の黄色いハンカチ」で、高倉さんが演じた、不器用で寡黙であるにもかかわらず、人情ある素朴な男性は、日本で名演技中の名演技と評されている。正直で、何事にもまじめに取り組み、人生において何度も遠回りする。そして、一生懸命生きているにもかかわらず、不幸な目にばかり合う。そんな男の姿に、多くの人が自分の人生を重ね、涙を流した。
日本のネットユーザーの高倉さんに対するイメージは、コートを着たクールな男性を思い浮かべる中国の人々の印象とは大きく異なっているのだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年11月20日