日本と中国の「理想の男性像」の比較

女性の憧れる（夢見る）理想の男性像は、日本も中国も、年齢と共に変化することが分かっている。若い内は、容姿やカッコのよさに重点が置かれるが、年齢を重ねる内に、経済力に重点が移動していくことは広く知られている。これは、デートに相応しい男性から、ともに家庭を営むのに相応しい男性というように、求める男性像が変化するからであり、これは自然なことであると思われる。「男神」は主に、中国の学生が使っているようであるので、日本の婚活サイトではなく、「現役女子高生2000人が答えた理想の彼氏の条件とは！？ 」というガールズブログを比較対象にさせて頂いた。

さて、結果を見ると、日中共に女子が憧れる男性像の条件の中に、「経済力がある」という条件が共にないのが目を引く。やはり、まだ若いんだな。

そうは言っても中国の女性にとっても、男性の経済力は必要らしい。中国の女性は経済力もあり、日本の女性より強いので、男性の経済力などは気にしないのかと思っていたが、「男神」に憧れる乙女達ではあるが、中国の2校の大学の女子大生の1-2年生約300人にアンケートをとったところ、数人の例外を除き、結婚を考慮に入れてお付き合いする男性に対して、ほぼ全員が経済力を求めており、約8割は経済力の他に、男性が家を持っていることをも必須条件と考えることが分かった。つまり、驚くことに、経済力は、理想の男性を論じる以前に、男性として当然持っているべき前提条件だということが分かった。それにしても、家が必要とは……、中国人女性は日本人女性よりも激しい経済的な要求を出すのだなあ。

以下にまとめた表を見てもらいたい。日本・中国の女子学生が共通してもつ条件は、高身長で、運動神経がよいという点として挙げられる。ただし、日本人女学生の男神（理想の彼氏）に求める身長は、175～180㎝ほどが多く、非常に現実的なものとなっている。その他にも、頭が良くて頼りがいがあるてんなども共通している。