中国の2015年国家公務員試験が11月30日に実施され、約90万人が受験した。2万2千人が採用される計画で、倍率は約40倍。国家公務員局の関連の担当者が、今年の同試験の特徴を紹介した。
倍率が大幅低下
同担当者によると、2015年国家公務員試験では、141万人が事前の資格審査に合格し、うち85.5%に当たる約90万人が実際に受験した。昨年は、152万が審査に合格し、うち88.5%に当たる99万人が実際に受験。倍率は51倍だったことを考えると、今年はどの数字も減少し、倍率も大幅に低下した。
申込者が理性的に
同担当者によると、「職務条件が一層合理的になった」、「受験生が一層合理的になった」、「申込規則が一層厳格化された」などの要素が重なり、受験申込も理性的に行われるようになっている。
最新システムでカンニングの有無を識別
同担当者によると、試験終了後、他の受験者と回答がほとんど同じでないかを識別し、カンニングの有無を調べるシステムを使って、受験者の回答用紙を確認するという。「カンニングした」と断定された場合、規定に基づいて処理され、最短で5年、最長で永久に、受験資格をはく奪されることになる。
国家公務員局の担当者によると、2015年1月上旬または中旬に、筆記試験の結果と合格ライン、面接に進む人選が発表される。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月1日