2014年12月1日  
 

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青年・学生に高いHIV感染率 最年少は14歳

人民網日本語版 2014年12月01日14:23

青年や学生のHIV感染者が急増している。国内で報告された中で最年少の感染者は14歳だ。また、インターネットを介した交友関係が、若者層のHIV感染拡大の要因となっている事実が明るみに出た。

●15-19歳の学生のHIV感染者が急増

ここ数年、中国のHIV感染パターンにかなり大きな変化が起こっている。感染経路は、これまでのような、麻薬類の注射や違法な採血・輸血による感染に代わり、性交渉による感染が主要な感染ルートとなっている。これは、HIV感染が、特定のハイリスク集団から一般の人々へ拡大する傾向にあり、予防・コントロール措置がいっそう厳しくなっていることを示している。

青年や学生のHIV感染者が多発している。河北省衛生・計画出産委員会の統計データによると、今年に入り、青年・学生のHIV感染者増加率は51.4%に達した。中国疾病予防コントロールセンター性病エイズ予防治療センターの汪寧・副センター長は、「15歳から19歳の学生のHIV感染者新規報告件数は、年々増加している。これは、中国のHIV予防コントロール対策の前に大きく立ちはだかる難題となっている。今のところ、全国20以上の省(自治区・直轄市)で、若年層の感染報告例があり、最年少はわずか14歳、感染者の大多数が男子生徒だ」と述べた。

●同性愛者の感染者も増加

男性同性愛者の感染者が急増していることにも、特に注意を払わなければならない。今年1月から8月の感染者新規報告総数のうち、男性同性愛者は25%と、全体の4分の1を占めた。

汪・副センター長は、「以前、ある研究機関が、ひとつの地域における男性同性愛者を対象とした追跡調査を実施した。この結果、HIV感染率は年4%に上り、100人に4人が陽性反応を示したことになる。男性同性愛者は、HIV感染の危険性が最も高い集団となっている」と指摘した。


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