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中国は資本純輸出国に 対外投資が外資導入を抜く (2)

人民網日本語版 2015年01月20日15:00

同部国際貿易経済協力研究院国際市場研究部の白明副部長は、「長期にわたり、中国はずっと国際産業移転の受け入れ国で、国際資本市場にはあまり参入していなかった。対外投資の規模が外資導入の規模を上回ったことは、中国が国際市場で他国とともに商品取引をはじめとする対外貿易分野での強みや相互補完を実現することを可能にするだけでなく、資本投資に関与することを可能にし、中国の対外貿易モデルを一方向の交換から双方向の交換へと転換させることにつながる」と話す。

また白副部長によると、「実際、多くの商品は輸出に際して貿易障壁に遭遇することになる。投資はこれと異なり、海外での投資を通じて、中国は現地で工場を建設し、商品を生産することができ、現地の資源や人材や技術を活用することもできる。これは質的な転換だ」という。

▽対外投資の2つの方向性

業界の専門家の多くが、「世界の主要エコノミーに対する中国の投資規模は年々拡大しているが、全体としてみれば、中国の対外投資先は今なお発達が遅れた地域に集中している」との見方を示す。同部は「登録が中心、審査が補完」の管理モデルを確立し、敏感な問題を抱える国(地域)や産業を除き、対外投資を一律に登録制に改めた。このことにより企業は対外投資を非常にやりやすくなった。

白副部長は、「今後の中国の対外投資では2つの方向性をしっかり把握しなければならない。一つは継続的に合理的に商品貿易に代わるものを探し、適切な投資分野を見いだすことだ。もう一つはこれまで中国は大口商品の価格設定で受け身の立場にあったため、海外でレアな資源を獲得する必要がある。たとえば日本は対外投資を通じて海外のたくさんの鉱山の株式を取得している」と話す。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年1月20日


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