北京市は、昨年12月28日に新しい地下鉄運賃制度をスタートさせた。新しい制度に基づき、公共交通機関に乗車するときは、北京市政交通カードを使用することになる。同カードは、1カ月に累計100元以上(約1900円)を使った乗客は、100元以上の超過額に対して、2割引を実施する。使用額が累計150元(約2800円)以上の場合は、超過額に対して5割引、使用額が累計400元(約7600円)以上の場合は、割引を行わない。人民網が伝えた。
新しい運賃制度が実施されて1カ月がたち、さらに多くの優遇乗車政策の実施を呼びかける乗客も少なくない。北京市交通委員会の周正宇委員長は、「より多くの優遇乗車政策を実施することを検討中だ。しかし、そのためには現在のカードの読み取り機のアップグレードや機能拡張を実施しなければならない」と語った。
また、北京市発展・改革委員会関連部門の責任者は、「2015年末までに、適正な時期を見て、地下鉄のピーク時以外の優遇乗車のテスト事業を実施するつもりだ。このほか、時期を見て「地上・地下の乗継」「乗り換え」などの優遇政策も実施する予定」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年1月28日