マレーシア民間航空局のアザルディン局長は29日の声明で、マレーシア航空370便は事故を起こし、乗客乗員239人は全員死亡したと推定されると発表した。
中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は同日、これについて以下のコメントをした。
「昨年MH370便が消息を絶ったことにより、同便に搭乗していた154人の中国人の家族は深い焦りと悲しみに包まれていた。その際、マレーシア側は捜索や調査、乗客家族のケアにおいて多大な努力を払い、また、オーストラリアをはじめとする各国や国際機関が、飛行機の捜索において貴重な支援と協力をしてくれた。中国はこのことを高く評価し心から感謝する。
中国政府も衛星21個、艦船19隻、飛行機13機および延べ2500人を派遣し捜索活動に参加させた。中国政府はまた乗客家族のケアを大変重要視し、ケアチームを結成させ、スタッフやボランティア1000人以上を動員し、心のケアから法律相談、医療救助までサポートを行ってきた。今後も乗客家族への支援を続け、家族が苦境から脱出し早期に日常の生活に戻ることを期待している。
また、マレーシアが事故だと発表した時に約束した、賠償責任や乗客家族の権利保護、彼らへの支援や援助、継続的な捜索や調査などの事項を確実に履行することを要求している。」(編集LX)
「人民網日本語版」2015年1月30日