杭州市内のスーパーで働いている方さんは、絵やイラストを描くのが趣味だ。方さんの夫は、グラフィックデザインの仕事をしている。夫婦は以前、幼子を連れた外国人の乗客が、迷惑をかけてしまうことになりそうな周囲の乗客に対し、チョコレートやキャンディを配ってお詫びの気持ちを伝えているのを、微博(ウェイボー)上で知ったという。方さんは、「私たちも、これを参考にしようと思いました。英国人が礼儀正しい国民であることを考え、もし口頭だけで詫びても、その言い方次第では、相手をますますイライラさせるかもしれません。だから、私たちは手書きの漫画というスタイルにしました。私が絵を描き、夫が色を塗りました。この「お詫びカード」は、計40部印刷しました。搭乗したら、周りの乗客に配るつもりです」と話した。
春節を祝う中国の習慣に倣い、方さんは「お年玉袋」も準備することにした。小さな布の四隅に穴を開け、赤い糸で縛って「お守り袋」のようなものを作り、その中に「お詫びカード」とチョコ2粒をいれた。「同乗する乗客の皆さんにとって、楽しい機上の旅となりますように」と方さんは願っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年2月11日