5つ星ホテル関係者が明かす「台湾のお金持ちの春節料理」

キンカン

台湾のお金持ちは、年越しに食べる「春節料理」の中身は、一体どんな風なのだろうか？台湾晶華ホテルの蔡燕珠・副総支配人が特別に公開してくれた秘蔵版「春節料理」から、彼らの好みを垣間見ることができる。台湾「中時電子報」が伝えた。

蔡さんは14歳の時、ホテル業界に入った。その時から、自宅で新年を祝ったことはない。職場であるホテルで春節料理を準備するためではなく、お金持ちの家に出向いて、そこで料理の采配を振るうためだ。蔡さんはこれまでに、数えきれないほどのVIPの家に出向いて春節料理を準備してきた。誰がどんな料理が好みなのか、彼女の頭には全て入っている。彼女がさらにすごいのは、臨機応変に対応し、その場その場でメニューを変え、どのお客からも喝采を得ていることだ。

今回の鳥インフルエンザ流行を例に挙げると、台湾全土でニューカッスル病が大発生したことで、大量の鶏が殺処分された。たとえ、「火を通せば鶏肉を食べても問題なし」と医師が口を揃えて強調しても、テーブルについたお金持ちは、グツグツと煮えている鶏の煮込み料理を見ただけで、慌てふためき騒ぐ。