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中国 アフリカの象牙彫刻品の輸入を1年間禁止

人民網日本語版 2015年02月27日10:48

国家林業局は26日に発表した公告の中で、ワシントン条約(CITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の発効後に取得されたアフリカの象牙彫刻品の輸入を、中国が1年間にわたり禁止することを明らかにし、中国国民に対し、象牙彫刻品を購入・携帯して入国しないよう要求した。国家林業局は同日から1年間、関連の行政許可の申請を受理しない。人民日報が伝えた。

近年、狩猟や生息地破壊などにより、野生のアフリカゾウの保護は厳しい状況に直面している。国家林業局の担当者は、「ワシントン条約の締結国である中国が、条約発効後に取得された象牙彫刻品の輸入を一時的に禁止することは、アフリカゾウ保護の促進と支援にとってプラスの意義を持つ」としている。

同担当者によると、輸入禁止措置の期限は1年間で、同措置がアフリカゾウ保護にもたらす実質的な効果を観察・調査・評価した上で、今後のより効果的な措置実施に役立てる。アフリカ諸国と国際社会は野生のゾウ保護のため、共に努力していく。

同担当者は「中国は野生のアフリカゾウの保護を非常に重視している。国民に象牙彫刻品を購入・携帯して入国しないよう要求すること自体が、アフリカ象牙のニーズを減らし、野生のゾウの個体群を保護するための具体的な行動であり、アフリカ諸国のゾウ保護にプラスの効果を生むだろう。他国も象牙彫刻品の購入を減らすために、相応の措置と行動を講じることを望む。また、アフリカ諸国が生息地の保護と市場管理・法執行を強め、野生のゾウが根本的に保護されることを望む」と述べた。(編集SN)

「人民網日本語版」2015年2月27日

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