HSBCが21日に発表した、8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の速報値は50.3で、予想値の51.5、7月の確定値の51.7を大きく下回った。京華時報が伝えた。
一般的に、8月は海外貿易向け製造業の最盛期であるが、中国製造業PMIはこの3カ月で最低水準となり、50の分水嶺に迫った。これは経済安定の基盤が脆弱で、経済回復の原動力が弱まったことを意味する。
HSBC大中華区首席エコノミストの屈宏斌氏は、「輸入・輸出額が前月より疲弊したため、インフレ緩和の圧力が戻ってきた。昨日のデータは、中国経済が回復を続けているが、その原動力が再び低下したため、より多くの政策により経済回復を促進する必要があることを示した」と指摘した。
「人民網日本語版」2014年8月22日