全国人民代表大会代表である、中国IT最大手・テンセントの馬化騰CEOは今年の両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)において、インターネットと関連する4つの提案を打ち出した。馬CEOはモバイルネットワークの国民生活における普及と活用の加速、ネットワークを利用した大気汚染防止などの重大な国民生活の問題に関する提案を行った。新京報が伝えた。
馬CEOは政府部門に対して、モバイルネットワークの国民生活における普及と活用を加速し、「人と公共サービス」をデジタル化の手段により全面的に結びつけることで、医療サービスを受けにくいという問題や大気汚染防止など、新旧の重大国民生活問題の解決を促すよう提案した。
馬CEOはさらに、「インターネット+」の全面的な発展を促す国家戦略の制定を提案した。馬CEOは、「モバイルネットワーク、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、モノのインターネット、人工知能などの新技術の急速な発展に伴い、各業界は現在インターネットを巡り融合・革新に取り組んでいる。これは産業のアップグレードにとって有利であるほか、創業を促進し、人々の生活の利便性を高める」と発言した。
馬CEOは他にも、全社会の共同参画により、中国のモバイルネットワーク情報のバリアフリー基準の制定・実施を積極的に推進するよう提案した。馬CEOは、「健常者、障害者、若者、高齢者のすべてが、いかなる場合でも平等かつ便利に、バリアフリーで情報を入手・使用できるようにするべきだ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月4日