騰訊(テンセント)ドリームワークス・インキュベーターによる初のインキュベーションプロジェクトとなる血糖測定器「血糖値ドクター」がこのほど、正式に発表された。これにより、投資やインキュベーションなど多様な方法によって、スマートデバイス・装置や医療分野に進出するというテンセントの戦略方針が明らかになった。
従来の血糖測定器と比べ「血糖値ドクター」が最も進化している点は、ソフト・サービスとの結合と革新性にある。製品開発の担当者は、「『血糖値ドクター』は、微信(Wechat)によるリアルタイム照会・リマインド機能を採用している。子供は微信を使って親の血糖値データを随時チェックしたり、親に測定するよう通知ことができる。これで、子供がいつどこにいようとも、どんなに忙しくても、絶妙のタイミングで、親に健康に関する注意を促すことが可能になる」と説明した。
テンセント「血糖値ドクター」と従来の血糖測定器との外見上の最大の違いは、「血糖値ドクター」は、全体的に携帯電話と似た形をしており、4.0インチIPS高精度画面を搭載していることだ。電源オン/オフ、音量調節、メインメニューのプッシュ・ボタンを除き、あらゆる操作はタッチコントロールで行うため、見たところ医療製品とは思えない。
同製品のより魅力的なポイントは、センサー(試験紙)が米国食品医薬品局(FDA)の認証を受けたもので、精度が極めて高いことと、価格が市場に出回っている一般のセンターよりはるかに安く、1枚たったの0.99元(約19円)で買えることだ。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年1月30日