北京気象局によると、北京市の玉淵潭公園の桜は28日から見頃に入る。北京市の気象当局が一般向けに桜の開花予想を出したのは今年が初めてである。
それによると、向こう10日間、北京では冷たい空気の流れ込みはなく、気温が上昇し続けて、上昇幅は例年と同じだという。そうした中で、玉淵潭の「杭州早桜」は例年よりも早い3月22日頃に開花すると見込まれている。
北京一の桜の名所である玉淵潭公園には、20種類余りの桜の木2000本余りが植えられており、毎年桜祭りが開く。杭州早桜が開花すれば、玉淵潭の花見シーズンが幕を開けることになる。今年は3月28日に三分咲きになり、花見に最も適する時期に突入するという。
例年では、玉淵潭の早咲き桜は3月27日に開花し、4月2日~8日に見頃を迎え、遅咲き桜は4月12日~20日となるが、14年~15年の冬は暖冬で、平均気温は氷点下1.7℃で、例年の平均より1.4℃気温が高いことが開花を早めた理由と見られる。
北京気象局は開花予想の発表と共に、「桜の開花から散るまでに7日間ほどしかないので、花見をするならタイミングを狙って行くよう勧める」と花見のアドバイスも同時に発表した。
中国国際放送局日本語版 2015年3月19日