2015年6月3日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

北京市長安街で街路樹植え替え 銀杏と毛白楊が槐に

人民網日本語版 2015年03月19日13:41
3月17日早朝、東長安街において、作業員がトラックから一本の槐を降ろし、クレーンを使ってゆっくりと植穴に降ろしたのち、再び土をかけて固定している様子。

3月17日早朝、東長安街付近で、作業員が何本もの槐をトラックから降ろした後、クレーンを使って吊るし上げ、ゆっくりと植穴に下ろした。新京報が伝えた。

北京市園林緑化部門は東単路から正義路の街路沿いにある長い間衰弱していた75本の銀杏と毛白楊(ポプラの一種)に対して入れ替え作業を始めた。新しく植え替えられた街路樹は北京市の市樹である槐にまとめられ、長安街の街路樹はさらに統一される見通しだ。

今のところ、東長安街の東単路から正義路にかけての両側の主要な街路樹は銀杏と毛白楊だが、このうち銀杏は東方広場の建設時に植えられたものである。また、一般的には寿命が5、60年といわれる毛白楊も既に樹齢50年を超えてきている。

そして、銀杏はあまり長安街付近の街路樹に適していない。近年、北京市街地付近の少なからぬ数の銀杏の木の葉が夏になると、枯れて黄色く干からびている。業界の専門家によると、銀杏は暑さ、水の量や日照りなどに比較的敏感なのだが、昨年の7、8月の北京市内の降雨量が少なかった一方で日照りは十分過ぎるほどだったのが災いして、根から木の葉に供給できる水の量と葉から蒸発していく水の量が不均衡になり、その結果、葉の外周が黄色く干からびたという。

また、街路樹の植穴面積は比較的小さく、栄養のある土地の面積も不足していおり、水分も不十分である、それに地表気温が高いなどの要因も合わさって、街路沿いの銀杏の状態をより悪くしている。

北京市の園林緑化部門によると、以下の理由から街路樹を槐に交換するのだという。

1つに、槐は適応能力が高く、環境が劣悪な場所でも耐えられるからである。例えば、槐は旱魃、塩害、水害、風害、凍害や害虫の被害にも強いのである。そのため、銀杏、毛白楊と比べると北京市街の環境に適しているといえる。

2つ目の理由は、街路樹の統一を図るためである。現在、建国門と復興門の立体交差点間の主な街路樹は槐であるが、今回の植え替えの結果、長安街の街路樹の更なる統一が達成できる見通しだ。

注:槐(エンジュ)

喬木,高さ25メートルに達する。日照りを好み、曇りにもやや耐えられるほか、比較的寒冷な気候にも適応でき、二酸化硫黄や煙塵などの汚染にも比較的強い。寿命は非常に長く、数百年にも達する。

「人民網日本語版」2015年3月19日

関連記事

コメント

最新コメント