国家文物局の公式サイトによると、国家文物局博物館・社会文物司社会文物処の金瑞国処長はこのほど、「国家文物局は、オランダのドレンテ博物館に保管されている『即身仏』入りの仏像が、中国福建省大田県から盗まれた文化財の可能性があるとの情報を受け、これを高く重視している。直ちに福建省文物部門に対し、調査・証拠取得作業を実施するよう指導した」と述べた。人民網が伝えた。
現地に残された写真や家系図、衣冠、輿などの物品および証言などから、この仏像が1995年に大田県陽春村で盗まれた宋代の章公祖師像であることがほぼ確定された。国家文物局は現在、証拠資料をまとめ、関連部門と返還要求に向けた話し合いを進めている。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年3月25日