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宇宙船のドッキング、中国が高感度の「目」を開発

人民網日本語版 2015年06月26日13:16

中国の宇宙事業専門家は、宇宙船のドッキングに向け、感度の高い「目」を作り出した。これは中国初の第3世代ランデブー・ドッキング光イメージングセンサで、銃弾の8倍速いスピードで動く2基の宇宙機をよりスムーズかつ安全にドッキングさせることができる。この「目」は、宇宙実験室「天宮2号」、月探査機「嫦娥5号」、宇宙ステーションに用いられる。新華網が伝えた。

中国宇宙技術研究院北京制御工学研究所光イメージングセンサ事業部チーフデザイナーの龔徳鑄氏によると、宇宙船と目標宇宙機は数十万キロの追跡を経て、針に糸を通すような正確なドッキングを行う必要がある。両者の距離が150メートルに入ると、最終的なドッキング成功に向けた最も重要な段階となる。少しの誤差でも、映画「インターステラー」で、宇宙船を乗っ取り逃げ出そうとしたマン博士がドッキングに失敗した時のような災難になる。そのため、この「目」の質が重要になってくる。

龔氏によると、中国が有人宇宙船「神舟」と「天宮1号」のドッキングに使用した「目」と比べ、新型光イメージングセンサは耐迷光性が向上し、最大の改善点となった。強い直射日光を受けても「目」がくらむことはなく、ランデブー・ドッキングの信頼性が大きく向上した。またドッキングの時間帯を、従来の約2倍に延長できる。

龔氏は、「新たな『目』が目標物を発見し認識する時間は、従来の10秒から1秒内に短縮された。重量とエネルギー消費量は、世界の主流製品の2分の1だ」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年6月26日

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