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3D印刷、宇宙事業用エンジンに活用

人民網日本語版 2015年03月03日11:23

北京動力機械研究所が発表した情報によると、同研究所は金属3D印刷技術により、エンジンの一部の複雑かつ重要な部品の試作に成功し、「エンジン設計が加工水準の制約を受ける」というボトルネックを解消した。これは中国の宇宙事業用エンジンの製造が、「高速道路」に入ったことを意味する。科技日報が伝えた。

金属材料の3D印刷技術は、主に金属の粉末や粒子もしくは金属線を材料とし、CADデータにより各層の処理を行い、高出力レーザーにより材料を溶かしながら積層する付加製造技術の一つだ。伝統的な旋盤やCNC複合旋盤などの金属加工技術と比べ、同技術は金型がなくても自由に成形でき、スムーズな加工が可能といったメリットがある。他にも小ロット部品の生産コストを削減し、複雑な構造の加工に強く、各種材料を任意に複合し製造できるといった長所がある。同技術は近年、国内外の航空・宇宙機関から注目を集めている。

同研究所の加工技術の責任者は、「金属3D印刷技術を宇宙事業用エンジンの部品の製造に取り入れることで、需要に即座に対応して製造できるようになる。これは中国のエンジン設計・製造能力の強化に対して、重要な意義を持つ」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年3月3日

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