2015年6月25日  
 

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山東省の女性、新卒後日本に渡り、5年働いて横浜で家を購入

人民網日本語版 2015年06月25日13:42

日本の専門学校で中国語を教える王宝盼さん

5年前、山東省済南市出身の女性、王宝盼さんは中国で安定した仕事を見つけられなかったため、日本に渡って働くことを決意した。現在、数百万円の年収を手にし、横浜に家を買った王さんは、同世代の友人たちから美しくリッチで成功した女性と見られている。斉魯晩報が伝えた。

■海外で働く新卒は全体の1割

「国内の競争率があまりにも激しいので、海外で働いて運試しをしてみようと思った」。2013年、日本語と国際貿易の2つの学位を取得した山東大学の黄鶴さんは国内の熾烈な競争を繰り広げる就職希望者の列に加わらずに、日本に渡り、日中合資企業の中国事務の責任者となった。

黄鶴さんと同様、国内の就職の競争率が激化する中、山東省内の一部大学生の視線は海外に向き始めている。山東省商務庁の統計データによると、2014年に山東省が派遣した各種労働者は5万9941人で、うち一部の新卒は卒業と同時に出国し働いている。

在山東省外資系企業が海外で働く職員を求人する際、対象は今年の新卒であることが明確に要求される。主要な要因は多くの海外企業は職員に対する忠誠度の要求が比較的高く、転職経験のない人材を求めるためだ。特に一部日本企業はその傾向が強く、一つの企業に一生働き続ける職員こそが最も優秀だと考えている。さらに新卒は白紙のようなもので、企業が育成し、雇用するのに便利というのもある。これらが、若い新卒が海外企業に人気がある理由となっている。外資系企業は毎年少なくとも山東省内で6000人の新卒需要があり、山東省の海外で働く労働者の一割を占めている。

しかし省内の学生は決して有難く感じてはいないようだ。「山東人は地元意識が強く、別の省で働くことを好む人は非常に少ない。海外であればなおさらだ」と語る済南市商務局の関連部門の責任者は、山東省は人材大省で、海外の就職市場の山東省の大学生に対するニーズは非常に大きいにも関わらず、海外に出る学生は比較的少ない。2013年までに海外に出た人は主に末端産業の労働者が主体となっている。


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