「宇宙精神を発揚し、イノベーションの飛躍を実現する」。これは中国の宇宙航空事業のリーダー・中国航天科技集団公司の姿であり、誇りとするに足る国の「名刺」だといえる。
3月30日、次世代北斗衛星が打ち上げられ、中国の北斗衛星測位システムが地域での運営から世界的な運営へと広がることになった。この打ち上げは、同集団一院のロケットチームが独自に運営するもので、キャリアロケットには「宇宙送迎バス」などと呼ばれる遠征1号・上段ロケット(一級独立飛行装置)が初めて搭載された。上段ロケットによって衛星を作業の軌道に直接送ることができるようになった。こうした中緯度・高緯度の宇宙航空装置の新モデル登場により、中国は米国やロシアなどの宇宙航空分野の強国と同じ歩調で進めるようになった。
有人宇宙航空事業、月探査、北斗測位システムなどの国の重大宇宙航空プロジェクトへの参加であれ、キャリアロケット「長征」、宇宙船「神舟」、人工衛星「東方紅」などを代表とする一連の国内外で名の知られたブランドであれ、いずれも同公司が自主イノベーションにより生み出し、名だたる中国ブランドに成長したものたちだ。
▽品質は確実 宇宙精神発揚で100%合格製品を開発
同公司のブランドイメージが先端技術と高品質であることは広く認められており、このイメージが実力を保障し、信頼を与えている。
キャリアロケットの能力の高さが宇宙事業の水準の高低を決める。これまで同公司が研究開発した「長征2号F」は11回の打ち上げにすべて成功して100%の成功率に達し、中国の「神箭ブランド」の偉容を世界に示した。このロケットは宇宙航空史上初の有人次世代キャリアロケットであり、各種の総合的な技術性能は世界のトップレベルに達している。
キャリアロケットの研究開発チームは「宇宙航空の伝統的精神」、「両弾一星」(原子爆弾、水素爆弾、人工衛星)の精神、「有人宇宙航空の精神」を発揚し、「製品の開封検査の合格率100%、打ち上げ装置の合格率100%、テスト設備の合格率100%を確保する」といった手厚い承諾を行い、試練に耐えられる高い品質の製品をうち出した。