捜査に協力する「嘱託警察犬」にトイプードルの「ポッキー」(オス5歳)が選ばれ、山形県警酒田署でこのほど、嘱託書の交付式があった。トイプードルが警察犬として選ばれるのは、日本全国でも珍しいという。中国新聞網が日本メディアの報道を引用して報じた。
ポッキーは今後1年間、同署に配属された大型犬6頭に交じって活動し、「臭気選別犬」を務める。飼い主は酒田市の柴田淳一さん、妙子さん夫妻。交付式には、柴田夫妻があつらえた警察官の「制服」を着て出席した。
臭気選別は容疑者のにおいをかぎ分けるもので、さっそく斎藤日出男署長のにおいをつけた布きれを、5枚の布きれの中から選ぶ実技を披露。2度とも正解してみせた。
ポッキーを生後数カ月から訓練してきた阿部警察犬訓練所の阿部良一所長は「これほど大勢の前でも集中できるポッキーはすごい」と絶賛。柴田淳一さんは「小さくたってだめじゃない。大きな犬と対等に頑張って活躍してほしい」と話していた。
同署管内では今年、警察犬がこれまでに18回出動。1月中旬には酒田市内の行方不明者を早期発見する手柄をあげたという。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月6日