暑い暑い夏、面白い物好きな大勢の日本人が、大金を払って四角いスイカ、ハート型スイカ、ピラミッド型スイカを買っている。コーヒーテーブルに置いて、眺めて楽しむのだという。中国新聞網がシンガポール紙「聯合早報」の報道として伝えた。
日本の関係者によると、これらの「変形お化けスイカ」は普通の丸いスイカに比べて味が劣るという。東京都渋谷区にある高級青果店の専務取締役の西村元孝さんは、「このような独特の形をしたスイカは特に甘いわけでも汁気が多いわけでもない。見て楽しむものだ」と話す。
西村さんの店では、四角いスイカが1万2960円で売られている。四角のほか、ハート型やピラミッド型もある。「これは一種の装飾品。花と一緒に飾るとよく映える」という。
変形スイカの作り方はこうだ。果物農家がまだ小さいスイカをアクリル素材の型に入れ、その中で育てると型の形をしたスイカができる。
独特の形状のスイカは高価だが、日本にはそれなりの市場がある。日本人は年度末や祝日などに顧客や親戚に贈り物をする習慣があり、このような珍しい果物には贈答品としての需要がある。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年7月5日