6日から、中国人が韓国に行く際のビザ手数料が免除となる。ただ、旅行社が明らかにしたところによると、2日の時点では、ツアーキャンセルや観光先を他の国に変える旅行客が多く、韓国の観光市場は停滞したまま。同政策は今のところ「空振り」となっている。 北京青年報が報じた。
韓国政府は1日、中東呼吸器症候群(MERS)の影響で大幅に減少した観光客を呼び戻すべく、7月6日から9月30日まで一部の国の観光客を対象にビザ手数料15米ドル(約1840円、団体観光用)を免除すると発表した。同時に、日本の団体観光ビザを持つ中国人観光客に対しても15日間のノービザ滞在を認めるとした。韓国政府はそれまでにも、韓国大使館が3月1日から6月30日までに発給した有効期間3カ月のビザ有効期限を6カ月に延長することを発表していた。
これらの政策は、観光市場を救うための韓国政府の手段であるものの、中国青年旅行社、携程旅游、凱撒旅游などの旅行社によると、MERSは終息の兆しを見せているものの、中国人の韓国旅行に対する懸念は未だに残ったままだ。観光業界は、6月に韓国旅行をキャンセルした中国人旅行者は約10万人に達したと見ている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月3日