うどん屋さんもそば屋さんも、麺を売る店であるものの、その雰囲気は全く異なる。そば屋さんは「上品」で、庭園付きの店もある。そして、小さなそば屋さんでも、掛け軸が掛けられ、日本酒も提供するなど、「和」の雰囲気でいっぱいだ。一方のうどん屋さんは、庶民的。客はざるうどんや熱いうどんをズルズルと音を立てて食べ、食べ終わると口をふいてそそくさと去っていく。南方都市報が報じた。
四国の香川県は「うどん県」と言われるほど、うどんが有名。至る所にうどん屋があり、ここではラーメンやそばが完全に脇役となっている。奈良時代から明治初期まで、香川県は讃岐国と呼ばれ、今では、「讃岐うどん」と書かれたのれんを上げるうどん屋さんが日本全国にある。中国福建省の小餛飩や桂林米粉のようなものだ。香川県では、乳離れの時期にある赤ちゃんにもやわらかいうどんを食べさせるほどで、香川県民はまさに「うどんを食べて」育つ。
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