米国メディア「オートモビルニュース」の25日付報道によると、自動車の回収(リコール)や価格上昇を受け、米国では新車に対する満足度が11年ぶりの低い数字を記録した。同日に発表された満足度ランキングではレクサスがベンツを押しのけ、84点で首位に立った。環球網が伝えた。
同日に発表された米国消費者満足度指数(ACSI)は、100点満点で点数を付け、業界全体の自動車に対する満足度を示すもので、今回は軒並み思わしくない結果となり、総合得点は3.7%低下して79点だった。これは2004年以降で最低の数字だ。ACSIのマネジングディレクター、デビット・ヴァンアンバーグ氏は取材に答える中で、「この数字はそれほど悪くない。ただ平均水準を示しただけのものだ。過去10年間、自動車産業の満足度は記録更新を繰り返し、自動車の販売台数は年を追って増加している」と話す。
ACSIは毎年発表される自動車報告書で、大手自動車メーカーと小規模ブランド車の過去3年間の市場占有率を踏まえて作成されている。
昨年はベンツが満足度1位だったが、今年は3%低下して83点だった。一方、アキュラとBMWは満足度が上昇し、アキュラは3%上昇して83点、BMWは3%は上昇して82点となった。
調査対象となった27ブランドのうち、15ブランドは満足度が下がり、10ブランドは変化がなかった。輸入自動車ブランドは今年の調査で満足度が過去最高の水準に達し、平均水準を上回る自動車の中で市場シェアが77%に達した。
フォードは81点を獲得し、米国系自動車の中で満足度トップだった。ゼネラルモーターズ(GM)は79点、フィアットクライスラーは75点。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月27日