中国の伝統的な祝日・中秋節(旧暦8月15日、今年は9月27日)には、月餅が欠かせない。祝日が近づくにつれて、各地の売り場では様々な種類の月餅が次々と登場している。9月24日、貴州省貴陽市で開かれた2015貴陽不動産交易展示会では、直径8.9メートル、重さ9000キロの巨大な月餅が登場し、多くの来場者の注目を浴びた。
同日午後、記者が会場を訪れたところ、巨大な月餅が会場の最も目立つ場所に置かれ、多くの市民を惹きつけた。この巨大な月餅は132個の小さな月餅を組み立てて出来ており、直径8.9メートルの表面には、竜と鳳凰の図案があしらわれている。
月餅の制作を担当した梁忠林さんの紹介によると、この巨大な月餅は、60人あまりのチームが5日間をかけて完成したものという。
月餅の餡は、蓮蓉(ハスの種を潰し、油と糖でねったもの)、こしあん、抹茶、五仁(5種のナッツ)、ハムの五つの味がある。それぞれの餡を作るのに、1500キロの材料を使ったという。賞味期限は15日。
この巨大な月餅は9月27日の中秋節当日に、9000個に分けられ、来場した市民に無料で配られたという。(編集Yiqi)
「人民網日本語版」2015年9月28日