エッグアートは鶏やアヒルの卵の殻に絵を描くという民間工芸画であり、エッグアート作家は見事な職人技で卵の殻に色んなデザインを手彫りする。10月27日、カナダ国籍の中国人、徐楊さんがエッグアートの制作プロセス全体を初めて明かした。
北京生まれの徐さんは12歳の時に祖父から卵の殻に墨で絵をつける筆使いを学んだ。成人後、カナダに移住し、この芸術を国外に持ち出した。2005年末、妻と共に中国の湖北省武漢市に戻ってきた。
現在、徐さんは武漢初の「文化歴史卵彫刻博物館」を設立した。中を取材すると小さい部屋に400点余りのエッグアート作品が展示されている。徐さんは「現在、中国古代に国外と交流した人物展の準備をしている。自分は国内ではあまり知られておらず、この芸術の認知度も高くないが、エッグアートは何と言っても中国の伝統手工芸である。現在、『卵彫刻館』が設立され、市民に無料で開放するほか、教育活動も行う予定で、後継者となる生徒を募集している」と話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年10月29日