田中達也氏は凄い想像力と創造力を備えた日本のアーティストだ。彼は生活に対してとても注意深く、かつ生活への愛をミニチュア撮影の中に溶け込ませている。日常生活の中でよく見かけるビン、マグネット、食器、果物、野菜などを芸術的に表現し、生活とはこんなに美しいものなのかと驚かずにはいられない。
ミニチュア撮影は最近出現したユニークな撮影方法である。シフトレンズのティルト機能を利用して、ピントを合わせティルトさせ撮影するかフォトショップを使用し修正をかける。撮影した写真は強いぼかしをかけることによりミニチュアモデルのように見え、目の錯覚を起こさせる。
これまで5年にわたり創作してきた彼だが、創作意欲は増えるばかりで、作品も徐々に良くなってきた。田中氏はミニチュアの景色の写真で電子カレンダーを創作したが、カレンダーの中において重複したミニチュア景色はほとんど見られない。田中氏は「電子カレンダーという方法で、人々に生活における悲喜こもごもを分かち合い、生活の中の小さなものが楽しさをもたらしてくれることを感じ取って欲しい」と語った。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年8月12日