型破りな選択科目が毎年出現するが今年も例外ではない。厦門大学が最近開講した「乳房美学」という選択科目が広く議論を呼び、世間は全国の大学が設定する「型破り」な選択科目に注目しはじめた。性教育、レクリエーション、命の教育を含む分野の科目を設定し、女子学生のために「新しい女性育成」という科目まで開設している。広州日報が伝えた。
教授:多くの女性は関連知識が不足
今年、「乳房美学」コースが厦門大学の選択科目表に登場し、世間から広範囲に及ぶ議論を巻き起こした。教鞭を取る厦門市第一病院乳腺科主任の欧陽忠教授は「原始時代においては乳房は哺乳としての器官だけであった。社会の移り変わりに伴い、乳房には美しいという機能が備わるようになった。太っていることが美とされた唐の時代、乳房は大きいほうが美しいとされたがこれ以降、これほど大げさに言われることはなかった」と話す。しかし現在、欧教授は多くの女性が乳房に対しての知識や理解度が不足していることを知り、皆に乳房の知識を学んで、乳腺疾患を予防してほしいと考えこの科目を開設した。
当初は110人の学生がこの科目を履修していたが、今年の秋には120人にまで増加した。履修する学生は男子学生も多く、約10分の1の人数を占めている。