中国国務院はこのほど、「世界一流大学・一流学科建設の統一的推進のための全体案」を発表した。同案は、▽2020年までに、中国の若干数の大学と複数の学科が世界一流レベルに達し、若干の学科が世界一流学科の上位に入る▽2030年までに、より多くの大学と学科が世界一流レベルの仲間入りを果たし、若干の大学が世界一流大学の上位に顔を出し、複数の学科が世界一流学科の上位に入る。高等教育全体の実力を飛躍的に向上させる――ことなどを目標に掲げている。今世紀の中ごろまでには、一流大学と一流学科の規模および実力は、世界の上位に入り、「高等教育強国」がほぼ出来上がる計画。新華社が伝えた。
「全体案」によると、政府は、さまざまなタイプのハイレベル大学・学科の差別化発展を奨励・支持していく。全体計画と等級別支持をベースに、2016年から5年ごとの周期で建設計画を推し進める。
「全体案」では、(1)一流の素質を備えた教授陣を育成する(2)卓越した革新人材を育成する(3)科学研究レベルを引き上げる(4)優秀な文化を伝承・革新する(5)成果転化の推進に尽力する、という5項目の建設任務が制定された。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年11月6日