北京師範大学の研究チームがこのほど、国内初となる「海外での大学の社会的影響力総合評価に関する研究報告」を発表した。海外のネットでの影響力が最も高かったのは北京大学だった。楚天都市報が伝えた。
研究チームは、「国家211プロジェクト大学」に指定されている112校を対象に、Googleニュース、ツイッター、フェイスブックなど海外ウェブサイトやSNSサイトで話題に上る状況を取りまとめ、順位付けした。ランキング上位10校は順次、北京大学・清華大学・南開大学・復旦大学・浙江大学・厦門(アモイ)大学・南京大学・上海交通大学・中山大学・上海大学だった。
北京師範大学研究チームの分析によると、英語圏のネットでの影響力については、中国の大学と世界・アジアの有名大学との間には、かなり大きな開きがある。研究チームは、「大学を海外に紹介する任務をしっかりと行い、決してこの任務を『管理対象外』に放置しないこと。英語版の大学ホームページを国際化し、内容の『海外進出』に努める。資源を調整・流動させ、学内に専業・兼業を結合させたハイレベルの海外PRチームを立ち上げ、海外在住のOBや孔子学院の役割を十二分に生かす必要がある」と提言した。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年10月26日