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中国大・中都市、高齢者だけの「空巣世帯」が7割に

人民網日本語版 2015年11月09日14:26

全国高齢者事業委員会の予測によると、中国における高齢化は、2015年から2035年にかけて急速に進み、高齢者人口は年間1千万人前後増え続け、2035年の時点で総人口に占める高齢者人口の割合は28.7%に達する。中国では、人口高齢化・失能化(生活能力を失うこと)・空巣化(子供が仕事や独立などで家を出て、老人だけが残されること)・少子化という4つの現象が同時に起こっていることで、高齢化への対応がいっそう難しくなっている。「失能化」「半失能化」した高齢者は、2014年の時点で4千万人に上り、高齢者全体の19%を占めた。うち、完全に「失能化」した老人の割合は6.4%。このような状況は、高齢者介護に大きな圧力をもたらしている。広州日報が報じた。

中国では、高齢者だけの「空巣世帯」の割合は50%を上回り、大・中都市では70%に達している。

〇「農村は都市より先に老いる」「東部は西部より先に老いる」

中国における高齢化発展には、「農村は都市より先に老いる」「東部は西部より先に老いる」「高齢化プロセスにおいて段階的アンバランスが見られる」といった、「アンバランス」をめぐる問題が起こっている。

農村における高齢化の割合は、都市より1.24%高い。予測によると、2020年には、農村における高齢化率は、都市より5%高い20%に達し、2030年には都市より7%高い29%に達し、この傾向は2040年まで続く見通し。発展には地域的格差があり、東部における高齢化は西部より急速に進んでいる。上海市は、全国で最も早く、1979年に高齢化社会に突入した、一方、西部地区ではちょうど高齢化社会に入ったばかりで、東部と西部では30年の差がある。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年11月9日

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