○韓国:米国のEC大手が自国のEC企業を買収
韓国政府は1998年より企業と個人のネット起業・EC展開を推奨し始めた。多くの主婦がネットショップを開設し、韓国はECブームを迎えた。韓国のECサイトは大きく2種類に分けられる。1つはB2Cのオンラインショッピングモール。多くがロッテなどの大企業を後ろ盾としている。もう1つはオープンプラットフォームで、中国のタオバオに似ている。オープンプラットフォームの方が取引が活発に行われているようだ。
韓国のECは近年急成長を遂げており、EC市場規模は過去3年間、年10%以上のペースで持続的に成長している。2014年のEC市場規模は約470億ドルに達した。しかし、急成長はしているものの、韓国にはアリババやAmazonのような「巨頭」が存在しない。グローバル大手が韓国のEC企業を買収し、韓国市場に進出したのだ。米国のeBayは韓国のAuctionとG-Marketを相次いで買収、市場ニーズの70%を独占している。
今年は韓国のEC各社も中国に倣い、「韓国独身の日」と題した激安セールを行っている。韓国のロッテ百貨店は11月10日から12日にかけ、「ロッテドットコム」など傘下のオンラインショッピングモールで大規模な割引キャンペーンを実施する。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年11月12日