アジア最大の地下駅・福田駅が25日より試験運用を開始した。試験運用期間中は乗車券の販売は行わない。年内には正式な運用が始まる見通し。人民日報が伝えた。
広深港旅客専用線(広州〜深セン〜香港)の福田駅は、中国初の都市中心部にある地下の鉄道駅で、深セン市の益田路と深南大道が交わる地点に位置する。地下3層構造で、総建築面積は14万7千平方メートル、サッカーコート21面分に相当する。総工費は約39億5千万元(1元は約19円)。福田駅はアジア最大、世界でも米ニューヨーク・グランド・セントラル駅に続く第2の規模を誇る地下の鉄道駅で、列車の通過速度は世界一速い。福田駅の完成に伴い、香港はまもなく中国大陸部の高速鉄道網に組み込まれることになる。広深港旅客専用線の開通後、北京から香港までが9時間で結ばれる。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年11月26日