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深センの豪商、マカオのホテルのジャグジーで溺死

人民網日本語版 2015年04月06日11:44

香港メディアによると、マカオのフォーシーズンズホテルのジャグジーで珍しい死亡事故が起きた。深センでビジネスを営む大陸人が妻と滞在した澳門(マカオ)のホテルのジャグジーで、底の吸水口の吸引力が強すぎたためか臀部を強く吸い込まれた。妻と他の利用客が力を合わせて引き上げようとし、約20分後には職員がシステムを停止したが、すでに溺死しており、現在澳門警察当局が原因を調べている。羊城晩報が伝えた。

■妻と他の利用客が救おうとしたが果たせず

ジャグジーは直径約3メートル、推進0.9メートル。事故後に排水され、現在は底に0.1平方メートルの正方形の吸水口が見え、修理中との表示がある。ジャグジーで亡くなったのは安徽省出身の呉継盛さん(37)。鄭州の大学を卒業後深センで生体認証技術を応用して起業。現在は睿易通電子有限公司の筆頭株主だ。同社は社員数十人で、指紋と瞳孔による生体認証システムを専門に開発し、年商1億元以上で業界ではよく知られている。

呉さんの友人によると、ビジネス上の理由や深センと距離が近いことから、呉さんは年7回ほど澳門に行っていた。3月31日には妻と子ども(12歳と1歳)を連れて同ホテルに滞在していた。

事故が起きたのは夕方6時頃。妻と1歳の娘と遊んでいた呉さんは一人でジャグジーへ向かった。ほどなくして、頭を水中に沈め、両手で水面を叩いて助けを求めている呉さんを妻が発見。すぐに水に入って引き上げようとし、他の男性利用者も救出に加わったが、呉さんの腰、背中、臀部が強く吸い込まれているようで、引き上げることができなかった。


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