中国とバングラディッシュの交流が増え続けるに伴い、中国語はバングラディッシュの若者が職を探す際のカギとなった。このほど、取材陣に随行しバングラディッシュを訪問した際、現地の青年と出会った。中国語名・馬世飛と呼ばれるこの36歳の青年は現地で数少ない中国語のツアーガイドの一人だ。
中国に留学に来た当初、馬さんは中国語を学習することが非常に重要なことだと思っていなかったが、ほどなくして中国語能力は彼に多くの仕事の機会をもたらすと気が付いた。2年前に哈爾浜(ハルビン)工業大学(黒竜江省)を卒業したのち、バングラディッシュに帰国した。彼はダッカで中国企業の翻訳業務と中国人観光客を連れてバングラディッシュの景色を味わう仕事、という2つの仕事を見つけた。馬さんは取材に対し「今はまさに冬の時期なので、バングラディッシュの最も良い観光シーズンだ。多くの中国人がこの時期にここにやってくる」という。2つの仕事のお陰で、彼は現地で高所得層に入っている。
ここ数年、中国とバングラディッシュの交流が増え続けるに伴い、彼のように中国語が話せる人は非常に人気になっている。彼は「現在、多くのバングラディッシュの学生は中国語を勉強したいと思っている。中国語を勉強しさえすれば13億人と交流することができるからだ」と話す。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年11月27日