2015年12月18日  
 

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北京、4つの高級志向のカスタムツアー推進 養生ツアーの業界基準構築へ

人民網日本語版 2015年12月18日15:42

長城で気功の八段錦を学び、古北水鎮で太極拳を学び、中国医学の病院で秋梨膏(咳止めシロップ)を作り、中国医薬フェイスパックでお肌のお手入れ――といったような文化的特徴豊かな中国医学の要素が、北京で癒しの旅を体験する中国国内外の観光客をますますひきつけている。北京市観光発展委員会は今年、490万元(約9250万円)を投じて、中国医学癒し文化ツアーの開発と宣伝を行っており、現在までに中国青年旅行社、中国国際旅行社、中旅途易旅遊有限公司、携程旅行網、北京環亜風景国際旅行社等の旅行会社5社が13ルートの中国医学癒し文化観光ツアーの観光客受付をすでに始めている。観光発展委員会によれば「中国医学癒しの旅」は北京市の4つの高級志向の・カスタムツアーの一つで、このほかに「スポーツ観戦の旅」、「とびきりの文物所蔵品の旅」の他、来年本格的に立ち上げる「文化ショーの旅」があり、この4つのツアーは将来的に北京の高級志向の・カスタムツアーの金字塔となるだろう。北京晨報が伝えた。

1.中国医学癒しのカスタムツアー 外国人が八段錦を学び、「望聞問切」を体験

中国青年旅行社のインバウンド・オンライン旅行事業部の翟毅総経理は「中国医薬の癒しとは外国人観光客に薬を売りつけることではなく、旅行のコンテンツの一つとして体験してもらうことだ」とし、ツアーを作り上げる中で、中国医学や医薬の要素を一般的な観光ルートの中に盛り込み、中医養生園、植物研究所、中医薬大学、東直門中医院、中医薬博物館など中国の古くからの中国医学・医薬文化の要素を含んだすべてを外国人観光客の体験プログラムに取り込んでいる。また旅行会社は観光客を長城に連れて行き、プロのインストラクターを雇って外国人に太極拳や八段錦を練習してもらう。

「望聞問切(医師が患者に対し重要視する四つを表し、目で察し(望)、耳でよく聞き(聞)、質問し問いただし(問)、指で擦る (切)こと)」とは中国医学における最も特徴的な診療方法で、中国医学の病院で外国人観光客は中国医学の診察を体験することができる。当然ながら体験がメインで、医者との交流を通じて、観光客に中国医学と西洋医学の異なる点を感じてほしいというのがその目的。この点は外国人旅行客にとって非常に新鮮だろう。


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