2015年12月21日  
 

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中韓貿易は「ゼロ関税時代」へ FTA発効

人民網日本語版 2015年12月21日13:45

中国と韓国の自由貿易協定(中韓FTA)が20日に発効した。2012年5月の交渉スタートから14回に及んだ交渉を経て、中韓FTAがついに実を結んだことになる。中韓自由貿易区は中国がこれまでに設立した海外との自由貿易区の中で、貿易額が最も多く、カバー領域が最も広い。人民日報が伝えた。

▽両国国民に実質的なメリット

韓国の伝統的グルメについて語れば、サムゲタンが必ず話題に上る。サムゲタンは今では中国に輸出され、韓国旅行で必ず注文する料理から、中国人の食卓に上る料理へと変わりつつある。中韓FTAの枠組の中で、韓国の関連業界はあれこれ試そうと手ぐすねを引いている。韓国の肉加工品メーカー・夏林(ハリム)グループの輸出事業部の崔章淳部長は、「韓国市場で販売されているサムゲタン製品は主に冷凍パッケージと常温パッケージの2種類があり、中国への輸出、販売、食用はどれも非常に便利だ。鶏肉製品は畜産品で、両国が締結したFTAに基づき、関税がすぐにはゼロにはならないが、今後10年から20年で段階的に下がる見込みだ」と述べた。

また崔部長は、「現在、中国市場への進出を計画し、その意向を明らかにする同類製品のメーカーは5社あり、この数字はさらに増加を続けるとみられる」とした上で、「中国市場は体積が大きく、中国市場への進出がまだ準備中だったとしても、中韓FTAの枠組の中で長期的な経済効果は十分に期待できる」と述べた。

中韓FTAにより「まだのもの」はより多様になり、「すでにあるもの」にはさらに実質的な恩恵が及ぶようになる。中韓FTAの役割が大きくなれば、両国国民には実質的なメリットがもたらされる。具体的に言うと、韓国の対中輸出では、ヘアケア製品、バス製品、スキンケア製品の関税が今後5年で20~35%引き下げられる。冷蔵庫、炊飯器、マッサージ器の一部、美容機器などは10年で現在15%の関税が撤廃され、歯磨き粉などの口腔衛生製品は10年で現在10%の関税が撤廃される。中国の対韓輸出では、現在の関税が10~20%の魚、冷水エビ・むきエビなどの一部の水産品が、今後5~20年でゼロ関税になる。セロリ、豆類などの一部の野菜とパイナップル、梨などの一部の果物の関税は、15~20年で現在の30%前後がゼロになる。衣類・靴類の一部製品は10~20年でゼロ関税が実現する。冷蔵庫、暖房設備の関税は10~20年で8%からゼロになる。


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