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米軍艦の西沙諸島進入について国防部が談話

人民網日本語版 2016年02月01日09:40

国防部(国防省)の楊宇軍報道官は米軍艦が中国の西沙(パラセル)諸島領海に進入したことについて談話を発表した。

米海軍のイージス艦が30日、中国の法律に違反して西沙領海に勝手に進入した。中国の島防衛部隊と海軍艦艇・航空機は直ちに対処行動を取り、米軍艦艇に対して識別・調査を行うと共に、直ちに撤退するよう警告した。米側の行為は重大な違法行為であり、海域の平和・安全と良好な秩序を破壊した。地域の平和・安定にもマイナスだ。中国国防部はこれに断固たる反対を表明する。

中国は1992年に「領海及び接続水域法」を公布し、外国の軍艦が中国領海に進入する際には事前に許可を得なければならないと定めている。この規定は国際法と国際的慣行に合致し、世界の多くの国々の法律と同じだ。1996年5月15日中国政府は「領海基線に関する声明」を公布し、中国大陸領海の一部基線と西沙諸島の領海基線を発表した。米側がこれを完全に理解したうえで、軍艦を派遣して中国領海に勝手に進入したのは、意図的な挑発行動だ。

長年来、米側は適切な措置を講じて各国の艦艇・航空機の航行の安全を確保するよう呼びかけてきた。だが行動では、中国側の度重なる反対を顧みず、中国側の海空域に艦艇・航空機を進入させ、双方の海空兵力の近距離接触をもたらしている。このようなやり方はオペレーションにおいて非常にプロフェッショナルではなく、双方の将兵の安全に対して無責任であり、その結果は極めて危険だ。

米側がいかなる挑発行動を取ろうと、中国の軍はあらゆる必要な措置を講じ、国家の主権と安全を断固として守る。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年2月1日

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