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日本入国を拒否される映画「ザ・コーヴ」主演 日本の「器の小ささ」に憤り

人民網日本語版 2016年01月29日11:14

リチャード・オバリー氏

アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞作品「ザ・コーヴ」に主演した、米国のイルカ保護活動家リチャード・オバリー氏がこのほど、成田空港で日本への入国を拒否され、入国管理局により拘留されている。オバリー氏は26日、拘留施設での取材に対し、このような「器の小さい」日本側の処置に憤りを感じると話し、関連部門が政府トップ層の意向を受けイルカ保護活動家を抑圧していると訴えた。新華社が報じた。

76歳のオバリー氏は、ロイター通信記者による電話取材に対し、「現在、成田空港近くの施設に拘留されている。施設の環境は劣悪で、毎晩2時間ほどしか眠れないため、体調がすぐれない」と語った。

オバリー氏は今月18日、観光ビザで成田空港から入国する予定だった。日本への入国目的は、日本におけるイルカ漁の実態調査および京都観光だった。だが、氏は空港で入国を拒否され、拘留施設に収容された。その際、氏は日本の入国管理官に繰り返し尋問を受けた。

日本側は、オバリー氏が前回日本を訪れた時、本当の入国目的を隠していたと指摘。氏は26日、この指摘に対し、「私はこれまで、違法行為をはたらいたことはない。また、入国管理局に偽りの申告をしたこともない」と反論した。

日本当局は、オバリー氏に対して任意出国するよう求めたが、氏は応じなかった。法的手続きによると、オバリー氏は強制退去通知を受け取り、強制送還処分となる見通し。


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