中国外交部(外務省)の陸慷報道官は28日の定例記者会見で、フィリピンの抗議者が南沙諸島の中業島(フィリピン名・パグアサ島)に上陸したことに関し、強い不満を表明した。外交部のウェブサイトが伝えた。
【記者】フィリピンの抗議者が週末に南沙諸島の中業島に上陸した。これについて中国側のコメントは?
【陸慷報道官】中国側は関連の状況と報道に注目しており、フィリピン側の言動に対し、強い不満を表明する。中国は、中業島を含む南沙諸島に対して争う余地のない主権を有している。我々は、フィリピンが中国の島嶼と岩礁に不法侵入した人員と設備をすべて撤退させ、地域の平和と安定、および中国・フィリピンの関係に悪影響をもたらすことを二度としないよう再度要求する。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年12月29日