「2月の科学のデマ」が、本日発表された。「モバイルバッテリーは機内に持ち込めない」、「重力波が人を傷つける」などが入選した。人民網が伝えた。
1.モバイルバッテリーは機内に持ち込めない?
真相:中国民用航空局は、ワット時定格量が160Wh以内のモバイルバッテリーのみを持込可としており、製造日、品質合格証、メーカー名が記載されていない「三無製品」のモバイルバッテリーは持込不可としている。また機内持込のみで、託送を禁止している。モバイルバッテリーの最も重要な部品は、充電用の単電池だ。これは主にリチウムポリマーでできている。国家基準によると、一定速度による衝突、重い物体との衝突、落下、圧力などの実験により、出火も爆発もしないモバイルバッテリーのみが合格となる。しかしリチウム電池が高空環境で熱を浴び発火する可能性があることから、トランクに入れ託送するべきではない。圧力や衝突により自然発火し、航行の安全を脅かす恐れがある。(注:バッテリーの容量がミリアンペア時(mAh)で記されている場合、1000で割ることでアンペア時(Ah)に換算できる)